コロロ発達療育センターは、発達障害や自閉症、ことばのおくれや集団に適応できないなどの問題を抱える子ども達のための療育機関です。

Q&A


問題行動はなくなりますか?
周囲の対応によって問題行動は減らすことができます。問題行動の多くは、パターン化し繰り返されてエスカレートしています。問題行動が起きた後に、しかったり約束したりしても、また同じことを繰り返してしまいます。問題行動の原因は直前にありますから、まずはお子さんの行動をよく観察して分析してみましょう。そして問題行動が起きる前に止める、問題行動を引き起こさない対応を工夫する、といったことが大切です。また問題行動が起きるときは、お子さんの意識水準が低下している(ぼんやりした状態、することがなく目的意識がない状態)ことがよくあります。なるべく普段から、姿勢をよくして、今何をするときなのかをはっきりさせておくことが、問題行動の予防につながります。
学習指導では具体的にどんなことをするのですか?
コロロが開発した概念学習プログラム「33ステップの発語プログラム」に基づいて、個別にプログラムをたて、言語概念獲得のための学習指導を行います。ものの名前がわからない、発語がない、という段階のお子さんには、カードのマッチングや模写、書字学習などを通じて、発語を促すプログラムを行います。話せるようになったお子さんには、会話に向けての言葉のやりとりの学習や、言葉を使って考えて読み書きする学習を行い、コミュニケーション力をのばし、考えて行動する力を身につけることを目指します。自閉症児は視覚的な認知力が高いという特徴を利用し、文字を使った学習を中心に学習指導を進めます。
話せるようになりますか?
コロロ入会時に無発語だったお子さんが、文字を使った学習指導「発語プログラム」などにより発語したケースは数多くあります。学習や発語訓練だけでなく、歩行や着席注視など行動面のトレーニングを合わせて行うことで、発語獲得の可能性は高くなります。コロロでは、無発語のお子さんの発語を目指し、個別プログラムを組んでご指導いたします。
まず何をしたらよいですか?
家庭でコロロメソッドをはじめるときにまず必要なことは、基本的な指示行動の練習と学習態勢づくりです。いきなり難しい学習やトレーニングを始めても、反発を招いてしまいうまくいかないことが多いでしょう。最初は、少しの時間でよいので大人と手をつないで歩く(マイペースではなく、少し人に合わせる)、10秒間向かい合って座る、シールはりのような簡単な課題から大人が出したものにとりくめるようにする、といった基本的な指示行動を練習しましょう。そのときも、反発を招かないようなやり方や、指示をだすタイミングを見計らうことが大切です。難しい場合は無理強いせず、スタッフにご相談ください。
こだわりはなおりますか?
自閉症児は、特定の場面(刺激)とその場面での行動(反応)が、パターン化しやすい、という特徴があります。水道をみると必ず水遊びをしてしまう、いつもの曲がり角で曲がらないと怒るなど、こだわりの対象は子供によって様々です。こうしたこだわりは自然に消えてゆくこともありますが、その場合も、次の別のこだわりに移り変わってゆくことが多くみられます。適応行動をとれるようにするためには、「こだわりを崩されることになれる」ことが大切です。そのこだわりが“大人にとって困ることかどうか”ということとは関係なく、パニックにならずに崩せるような小さなこだわりから少しずつ崩していくことが大切です。
中学生ですが始められますか?

成人入所施設瑞学園では、成人になってから初めてコロロメソッドでの学習を行い発語に至った、というケースがあります。また様々な問題行動についても、大人になってから改善されたケースが数多くあります。周囲の適切な対応や、段階的なプログラムがあれば、年齢が上がってからでも成果は得られます。しかしその一方で、人間の脳は発達⇒成熟⇒老化という順序をたどりますから、開始年齢が遅くなると、1つのことを覚えるのにも、またこれまで覚えてしまったパターンを修正するのにも、幼い頃よりも時間と労力がかかるのは事実です。少しでも早くスタートされることをお勧めします。
パニックになるので困っています。どう対処したらよいですか?

  • 1.まずは原因を探り当て、大パニックになるのを避けます。
  • 2.パニックの原因になる不快刺激を意図的に少しずつ与えて不快に対する抗体をつけます。(耐性をつけさせる)
  • 3.ここで特定の原因でおこるパニックに対しての対処と同時に、日常生活に見られるこだわりを崩し、耐性力を付けて行きます。(不快刺激の注入を行う)

具体的トレーニング法

  • 1.持続力をつける
    待つ…「食事前に手をひざに10秒」「こだわりを10秒待たせる」
    正座・立位・腕立て、などの同一姿勢保持
    歩き続ける・スクワット、など運動の持続
  • 2.日常での小さなこだわりを崩す
  • 3.日常で簡単な指示に従う練習をこまめに行う
    すべてのトレーニングで、パニックを起こすぎりぎりの限界まで頑張らせることがポイント。もし泣きが始まったら、口を押える好きな物を見せる・音楽を聞かせる・外に出て歩くなどの方法で早く静める。

不快刺激注入の具体例

こだわりに関すること

問題行動 不快刺激
扇風機に異常にとりつかれている。 換気扇や風車を代わりに与えて、扇風機をガマンさせる。
登下校時の道順にこだわっている。 コースのどこか一箇所を変えるように試みる。特に学校や家の近辺で、わざとコースを変える。
嫌いなCMなどがどうしても見られない。 ほんの3,4秒でもよいから、じっと見させるようにする。(しかも、耳を押さえないで)
就寝時に電気をつけておかないと、どうしても眠れない。 薄明かりにしたり、隣室(間仕切りをあけ)の電気をつけ、寝室内は消す。

行動のリズムに関すること

問題行動 不快刺激
扇自分勝手なペースがいつも先行し、いつも母親が後ろからついていく。 母親の後ろから歩かせるようにし、絶対に先にいかせてはならない。(次の曲がり角まではというように、距離を定めて行なう。)
マイペースでの行動が目立つ。 マイペースで行動している時に、一つだけ違うことをさせる。

持続行動に関すること

問題行動 不快刺激
首振り、上体揺すり,手叩き手のヒラヒラなど、常同行動が煩雑に出てくる。 常同行動が発現したところで押さえて止め,5分間止めていられるようにする。(目標時間を設定し、失敗しても達成するまで続ける)
一つの姿勢が保持できない。 正座、立位、腕立姿勢、片足たち、ブラ下がりなど、3分以上続けて行なう。(目標時間を決める)

接触反応に関すること

問題行動 不快刺激
身体の部位に触られるのをひどく嫌がる。そのくせ自分からは人にくっつきたがる。 ・ふいに首筋をこする。
・耳穴をほじる。
・髪を洗う。
・くっつかれそうになったら、大人はスルリと身にかわす。1時間位くっつかれないで過ごす。

多動で困っています、どう対処したらいいですか?

多動の原因は、体力がないわけでも興味の問題でもありません。、目的意識が頻繁に途切れるので自分の行動をコントロールできないことにあります。方法としては、多動を抑える為の練習をこまめに根気よくやってゆくしかありません。

具体例

1.一定姿勢の保持 正座・立位・ぶらさがりなど
2.運動の持続 歩き続ける・スクワットなど

ポイント

  • 1.目標時間を決め徐々に長くしてゆく
  • 2.トレーニングの方法は簡単すぎても難しすぎてもだめ、その子にあった課題を選ぶ。

詳しい方法・アドバイスは、以下の資料を参照の事。
「発達プログラムNo.28」行動トレーニング
「発達プログラムNo.61」集団自立歩行の効用
「発達プログラムNo.62」母と子の実践重心トレーニング
「発達プログラムNo.55」耐性トレーニングの意義と方法

コロロに於ける発語プログラムとは?

コロロメソッドの中の発語プログラムは、言葉の出ない子どもに対し、文字を用いた療育プログラムを組んで言葉を引き出すものです。このプログラムの特徴は、

  • 1.学習開始時に、まず書字(視覚的サイン語)の獲得を目標とし音声刺激は導入しない。
  • 2.書字学習のプロセスにおいて、内発音の獲得時期に発語指導を開始する、という点にあります。子供は、言葉の機能に全く気付いていない無シンボル期から⇒文字使用による視覚言語期へ進み⇒聴覚言語期を経て⇒音声言語期へ達します。音声言語期では、外側からのアクションによって、やっとコトバを発することができる「受動的発語期」から、自発的にコトバを話す「能動的発語」へと進み自発語を獲得します。

発語プログラムに関しては以下の解説をご精読頂きたいと思います。
「発達プログラムNo.36」P7〜
「発達プログラムNo.48」P3〜
「自閉を超えて」下巻
又、発語があっても会話にならないケースの場合それぞれの対応策があるので、発語プログラムのバックナンバーをご参照ください。

近くにコロロの教室がありません。コロロメソッドは家庭でも出来るのですか?

コロロメソッドでは、親こそが療育教育の主体と考えています。発達プログラム・通信教育などを利用してコロロメソッドは、実行できます。具体的な相談は随時受け付けていますのでメールでご連絡下さい。
コロロメソッド理解の為の参考資料は、事業案内の出版事業部で紹介の書籍をご覧下さい。

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