ー訓練や学習中にー
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| 1 訓練目的で行わない。 認知障害児への訓練は、鍛錬や筋力強化が目的で行われてはならない。 「おのれの軟弱な精神と肉体を!!」 と言って鍛えられるのは、第三段階後半になってからである。 一つの行動が続かないのは、 意識のおちこみが頻繁にくるからで、意識レベルの上行と持続を目的に、おだやかに行われるのが理想。 |
2 辛い訓練をしたのだから、その後は・・ という大人の思いが、つまづきの初め。 抑圧時間差反応はありえない、ことを肝に銘じるべし。その思いで訓練後、好き勝手にさせてしまうと、訓練した効果がちっとも身につかない。ダメ親父がやるのをみていれば、一目瞭然だろう。 ただし、やり過ぎの飽和状態(同じことのやりすぎからくるぼんやり)はあるので、飽和する前に訓練の領域(課目)を変えるとよい。 |
| 3 パニックや過度の不快反応はさけよ。 パニックや強い不快反応は、常同化するから絶対にバツ。少々のぐずりは突破せよ。ただし、不快反応やパニックは前の時間(他人のかかわり)の抑圧発散ではなし。今あなたの与えている刺激(対応の仕方)が、引き起こしている事を忘れるな。やり方や課題の変更を直ちに考えよ。 |
4 叱ってはいけない。 とくに説明口調はサイアク。 訓練や学習が出来るよいリズム作りを。出来るモードになっていなければ、実効なし。初期の学習では、まちがわせない→叱らないが鉄則。 |
5 大人の目が届かない時はしょうがない・・・ と言ったら負け。 24時間一秒たりともおろそかにせず、これぞ真の人権思想だ。目の届かない時間こそ、勝負ぞ。 さてどうする? 例 (1) 数秒でよいから目線だけは注ぐ。 (2) 他者への端的な(短い言葉で)依頼。 (3) 自習課題の練習と工夫。 (4) その他無数。 |
6 行きがかり上の不快刺激は、耐性トレーニングにならない。 毎日の生活の中で、行き当たる不快刺激はいくら経験しても耐性トレーニングにはならない。ますます反応を悪くする。 不快刺激の注入は、意図的、段階的に与えられることが条件。刺激は、統制され設定されてこそ、療育効果をあげる |
7 力を強くかけ過ぎない。 押え過ぎない。 反発反射が定着すると、あらゆる訓練が成り立たなくなる。触らないで訓練目的が果たせれば理想的だが、言葉かけが多いのも困りもの。かといって、強いタッチが悪いわけでもない。最も効果的な触り方を早く掴むこと。 |
8 大げさにほめないこと。 一般にほめすぎは逆効果を招く、興奮が止まらなくなる。あえて、ほめたり叱ったりしなくても、トレーニング中の、「良し」・「ダメ」という判断は、大人の態度からすぐキャッチするもの。賞罰は、その瞬間キャッチだけで十分だ。 |
9 山歩き(散歩)のセオリーを、単純に導入しない。 少し長く歩けるようになったから、山へ行ってみようという頃。一時間歩き続けたところで、小休止をとるのはよくない。できれば二時間(むりなら一時間半まで)ガンバらせたい。 そこで小休止をとり、次に一時間後というのはかまわない。長距離歩行の効用は、手足の分化、体幹支持、一定姿勢・動作の持続等々にあり、その対象は、成長期にあるしなやかな肢体である。中高年の山登りとカン違いするな。 |
10 脱水症は急にくるので要注意。 前条は基本姿勢であるが、しかし、自閉症児らは、それまで元気に歩いていたのに、急にカクッと脱力することがあるので要注意。健常児だと、かなりへばっているなと思っても、次第に取り戻してくることが多い。これは、「しっかりしろと自分に言い聞かせる」意志の力が、作用している為と思われる。認知障害にはその意思が弱いので、急激に来る場合があることを想定しておいた方がよい。 水を飲ませても吐き出す時は、中止したほうがよい |
| 1、時間制限なし、割り込み優先のトランポリン、 ブランコ遊具類。 |
| 2、造形、ごっこなしの自己感触刺激。 砂いじり・水遊び(特に水道の蛇口)・ねんどこね |
| 3、スピニング、ピョンピョン跳び、無踏病状運動 |
| 4、トランポリン類は、順番を待ち、競技として教える。 砂遊びはみたて遊びへ。ねんどは造形へ。でなければ禁止せよ。 |
| 5、高所恐怖感を覚えさせよ。慣れたらそれ以上やるな。 |
| 6、肌ざわりに違和感を覚える教材は積極的に与える。 例) 紙やすり・たわし・アイスノン・こんにゃく状。 ぶにゅ、ひゃっ、じゃりじゃり、ちくちく等、不快感があれば 慣れさせ、快感があれば禁止せよ。 |
| 7、背後背面(特に首筋と背中)は、自閉症の泣き所。 その過敏反応には十分留意してトレーニングせよ。 (大人の不用意な刺激はさけよ) |
| 8、人や物に自分からベタベタ触れること(禁止せよ)。 他者(物)から触られることは、別々のルートである。 触られることに慣れるのが肝要、柔軟な受け身行動 がとれるようになることが、優先課題だ。 |
| 9、食物の手づかみは、口腔機能と手の使用分化を妨げる。 指先が味覚を感じるようになっては、脳の階層構造上、 退行を意味する。 |
| 10、感覚統合の総合は新皮質(前頭連合野と言語中枢) であること、即ち、「よくわかる(わからせる)」を肝に銘 じてトレーニングに励め。運動においては、皮質錐体路 系を念頭において(つまり、考えながらやる運動を)。 連合野は過剰出力を制御したり、フィードバックする。 |
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